新しいデスクトップマスコットソフトについて軽く報告です。
先日公開を終了した「ゆっくりWindowWalker(YWW)」の続投…というと語弊があるのですが、新しいデスクトップマスコットを作ってるのでソレを軽く紹介します。ソフト名は未定ですが、暫定では"Harriet(ハリエット)"にしようと思ってるので、本記事ではHarrietと書きます。略称は「ハリエ」とか「貼り絵」になるんですかね多分。
目次
- 再出発は意外と明るい兆し
- サンプル見せて下さいよサンプル
- 公開日の予定
1. 再出発は意外と明るい兆し
ほんの数時間前に投稿した記事ではYWWの公開終了についてグチグチ書きましたが、実はYWWを投げ捨てたことで自作デスクトップマスコットのライセンスを大幅に緩めるという素晴らしいチャンスを得ています。Harrietのライセンス構成は大方決まっていて、下記のようになる予定です。
- 無断で商用利用できるレベルの緩いライブラリ以外はコア部分に仕込まない
- ソフトのコア部分について著作権と依存ライブラリの事だけ明記し、他は何も制限しない
- 公開にあたってはソースコード自体もMITライセンスでオープンにする
YWWで使ってた外部リソースで考えていくと「キャラ素材」「キャラ素材スクリプト」「AqKanji2Koe」の3点は上記のガイドラインに乗せられないので、新ソフトではこれらのリソースとお別れします。
逆に他の機能(IronPythonスクリプトの使用/web連携/旧版AquesTalk/カッコ良さそうなGUI)は全て無断商用利用まで可能なゆるーいライセンスで使えるのでHarrietにも搭載されます。
あと蛇足ですが…HarrietではYWWよりライセンス管理も洗練させる予定です。うまくすればキャラ素材の描画をプラグイン形式で対応しつつ本体とプラグインは別のライセンスで公開、といった事が出来るかもしれません。当分はあらゆる意味で気が進まないのでやりませんが。あっても半年とか1年後の話だと思って下さい。
2. サンプル見せてくださいよサンプル
Harrietの現状としては「コンセプト的にはコレでうまくいきそうかなー」とチェックしてる程度です。
絵は試作段階ですがこんな雰囲気。
…静止画だと「キャラ絵描いたの?」くらいしか分かりませんよね。ホントは目がパチパチしたり耳がピョコピョコしたり顔が赤くなったりある部位がポヨンポヨンしたりするんですが、まだ動画形式で見せるほどの完成度ではないのでここでは見せません。ちなみに目パチや耳パタというと「またキャラ素材スクリプト使ってんじゃないの?」と思われそうですが全く使ってません。Harrietのアニメーション機構は仕組みが全く違います。
キャラの話もしておきます。この子は絵心無いなりに私が描いたオリジナルキャラで、名前は「XAMLちゃん」です。非公式のXAML応援キャラ的存在ですね。もしMicrosoftとかに怒られたら名前は変わるかもしれませんが、ともかくコチラの「XAMLちゃん」のデザインをもうちょっと磨き上げてHarrietのデフォルトキャラにする予定です。この子はデザイン上紙を重ねたような外観になってるので、それにふさわしい、紙人形みたいなコミカルなモーションをとれるようにする予定です。
もう一つ重要な事があります。この「XAMLちゃん」ですが、名前の通り画像ファイルを一切用いずXAMLだけで作られているキャラです。XAMLでキャラを作ると以下のような利益が得られます。
- ベクター的な画像表現なので拡大縮小しても常にキレイ
- アニメーションとの相性が良い(超ヌルヌル動く)
- 画像ファイルを使うより処理が軽いことが多い
平たく言っちゃうと2DのCGです。この特徴をフル活用し、マスコットキャラを可愛く動かしながらXAMLやWPFの底力も伝えたいというのがHarrietの中心的な狙いです。
ただ、当然ながら「XAMLより普通の画像ファイル(pngファイル等)使いたい…」という方は居ると思うので、そこは互換性というか、どっちを使っても動くようにする予定ではあります。
3. 公開日の予定
Windows 10のリリースが7月29日ということなので、その後でアップグレード周りの話題が落ち着いたら公開するつもりです。もちろん間に合えばの話ですが…。
就活が8月2日とか3日頃までに一段落する見込みが高いので、早ければ8月上旬の公開となります。また公開前に1回くらいは紹介動画を上げるので、その時になったら再び記事でも紹介したいと思います。